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2012年 07月 15日

皆様へ 「ユノネホウボウ2012」を終えて。

大変ご無沙汰となってしまい、申し訳ありません。
12名の実行委員を代表しまして、安達です。

遅ればせながら、「ユノネホウボウ2012」へお越しくださいました皆様、
ご参加、ご協力くださいました皆様へあらためてご挨拶したく、久方ぶりの更新となりました。

あれから瞬く間のひと月。
ようやく先日、イベント報告書の作成が完了し
実質的な実行委員の活動も万事が終了いたしましたことを
まずお知らせします。




もう一歩その先に。

見慣れた「もの」の背景には何があるのか。


個人作家による陶磁器をその作り手本人が直接アピールする、というこの意義深いイベントは
今年もまた多くの方々に支えられ、盛況の中で無事に閉幕することができました。

昨年に続きお越しくださいました皆様も、
やきものそれぞれにある背景を、より深くご覧いただき
その多様性に富んだもの作りを存分に感じていただけたのではないでしょうか。

今回初めて足を運んでくださいました方々にとっては、
もの作りの臨場感満ちた会場が、驚きのものと映ったかもしれません。

そこに在るのが当たり前と、意識にすら上らなかった「もの」の後ろ側には、
それぞれに一人一人作り手がおり、それぞれがそれぞれの労と思いを懸けて、そこに差し出している。
それこそ、当り前のようにして。

そんな「もの」たちに囲まれて生きること、そのなんと豊かなことか。


あの日あの場所で「ユノネホウボウ2012」をすごした皆様なら
実感を持って受け止めていただける価値観だと思います。

それをひとつの拠り所にして、さらに作り、生きる人がこんなにもいて
そこに共鳴し、そのうえに暮らしをすえたいと願う人がこんなにもいるということに
主催の僕自身もあらためて感じ入る二日間でした。



今年のユノネには、
前回を産声とすれば、ひとりでに立ち、歩き出しつつある姿すら見えそうな充実があったように思います。
ひとえに、実行委員を始めとする参加作家皆様のより良き方にとのたゆまぬ希求と
お客様として携わる皆様の温良で無垢なる願いが場を育んだものと思っています。
ありがとうございました。


今回もアンケートや直接のお話からたくさんのご感想、ご意見を頂戴しました。
同時に、多くの共感や応援も寄せていただいています。
それらを見返し、思い返すにつけ
ユノネホウボウにはまだまだ進む先がある、という期待に満ちた展望と、
僕ら作家ものとそれを取り入れた暮らしにもきっともっと明るい未来がある、という希望を
見出すことができます。



これをもって、ユノネホウボウ2012実行委員会は任を終え、ひとまず解散することとなりますが、
我々一同、頂いたこのポジティブなエネルギーを糧に
次に集う機会まで、もの作る毎日を前向きに積み重ねていけそうですし、
皆様においても、「もの」との日々をより楽しみ、たとえささやかであれ豊かな生活を送っていただけましたら、幸いです。



もうすでに、「ユノネホウボウ」は次を模索し始めています。
いつどこでどのような形での開催になるかについては、さすがにまだまだ明言できませんが、
皆様にはより早く情報をご提供できるよう、先に、先にを見つめ、努めてまいります。
次回、「ユノネホウボウ」がどのように成長し皆様の前へと姿を現すのか、
どうぞ親類縁者のお一人のようなお気持ちで、引き続き温かく見守っていただけましたら、親としてとても嬉しいです。

そして
その時その会場でお会いすることはもちろん、
他の時、他の場所あるいは他のイベントでもお会いし、
ユノネをきっかけとしたいろいろなお話ができますことを祈っています。



皆々様、本当にありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いします。





ユノネホウボウ2012実行委員会 代表
安達 健

by yunone-houbou | 2012-07-15 15:34 | ごあいさつ


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