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2011年 06月 30日

「ユノネホウボウ2011」に関わってくださいました皆様へ

「今、まわりにはこんな作家がいて、こんなものが作られている。」


“もの作りの裏側には作り手の人生がある”




そういったことを自ら発信する、それを目的に始まったユノネホウボウの企画。

薄闇を手探りで進んできたこの半年が、ついにここまできました。


闇だと思っていた先が、いっぱいの光に溢れているということ
そこには価値観と思いを同じくしている人がたくさんいるのだということ

6月の梅雨のただ中の湯之根には
そう感じさせてくれる空間と時間が、確かにありました。



メリット云々を打ち出せないままにもかかわらず
慣れない仕事に労を惜しまず、尽くしてくださった実行委員一同

前例もなければ、なんのお約束もできない「場」に
作り手としての精力を快く注いでくださった出展者の皆様

顔すら合わせたことのなかった僕らを信じ、
力を貸してくださったボランティアスタッフの皆様

僕ら主催者の稚拙ながらにも強い思いに
応え、広報面など助力くださった諸関係者様

そしてなにより
天候の不順さをものともせず、貴重な休日を割きわざわざ足をお運びくださいました
方々のたくさんのお客様

本当に有り難うございました。



以上にあげさせていただいた皆様によって
あの素敵な二日間が作られました。

作家1人でも、12人の実行委員でも、45組の出展者でもけして成し得ないことも
800名近い人の力が合わされば、ああしてひとつの形に結ばれる
そういう証明ができたイベントとなりました。

いち参加者として、とても楽しかった。
皆様に感謝感謝です。




イベント主催側として、出展者として、あるいはひとりのお客として
いたらなかった点が少なくなかったことは自覚しています。

でもこれは出発点。
あくまでも最初の一歩。

踏み出した一歩はもう引っ込みません。
次の、その次の一歩二歩が必ずやあります。

次の一歩はもっと良く。次の一歩はさらに楽しく。
そうして積み重ねていけばきっと、歩んだ背後は道となり、見据える先にも道がのびる。

「ユノネホウボウ」はそうして続き、育つものと信じています。



「2011」は今日をもってひとまずのブログ更新ストップ。
近く報告書を仕上げ次第、実行委員会も解散となります。

とはいえあの日あの時の800余名が、どこぞかにいなくなるわけではございません。

それぞれがそれぞれの暮らしの中で、今日のこの思いや価値観を失うことなく、育て
また来年同じ「場」に集わせることができたら、
「ユノネホウボウ2012」はよりいっそう素敵なものに出来上がることでしょう。

そんな期待と希望に満ちた日々が、また明日から始まる
それが今の偽りない心境です。


皆様も頭の片隅で、そう思っていただけましたら幸いです。





来年の「ユノネホウボウ2012」の開催は確定しております。

内容がどういったものになるかの一切はまだまだこれから。
「2012」実行委員会は、本年12月に立ち上げ予定です。

実行委員会が発足し次第、このブログは再始動しますし
それ以前にも、後援であるギャラリーくれいさんのHPにて
随時情報が流されるはずです。



どうぞ今後とも、ホウボウのやきものとその周辺に
ご注目と応援のほどを、よろしくお願いいたします。



それでは、またお会いできる日まで。
謝意を込めて。



これにて「ユノネホウボウ2011」、閉幕です。





2011年6月30日   
「ユノネホウボウ2011」実行委員代表  安達 健

by yunone-houbou | 2011-06-30 23:27 | ごあいさつ


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